TMAP's blog

インターネットを利活用したビジネスを展開している経営者を尊敬し、源じいも将来インターネットを利活用したビジネスで成功したいと思っているので、気づいたことを日記風に書き記したいと思っている。

季節便り 2014年 10月 「好きな仕事」

二〇一四年 十月(神無月)に入り、朝夕が涼しくなりました。これから紅葉がきれいな季節に入ります。また、昼間は秋晴れで、空気が澄んでいて、とても心地よい日々が来ました。

夕方5時半ごろに散歩に出かけ、美しい夕焼けを眺めてきました。自宅近くの公園から見た富士山は、夕日に照らされて、シルエットになって、とても美しく見えました。

秋の色は、橙色、黄色、赤色など暖色系の色柄が自然に視界に入ってきます。サツマイモをアルミホイルで巻いて、薪火の中に放り込んで焼き芋にしてみました。アツアツになった状態で取り出し、割ると、中は黄金色になって、甘みが出ていて、とてもおいしくいただきました。

昼間は、秋空を眺めれば、うろこ雲、すじ雲が見える日があります。快晴の日は、雲が全体の20%以下になった時を指すらしいのですが、先だって全く雲がない、青空が見えた日がありました。

今月はノーベル物理学賞を日本人三人が受賞し、おめでたい月です。インタビューに答える受賞者の発言が耳に残りました。「好きなことをあきらめず、やり通したことが成果につながった」という言葉がありました。また、

「途中であきらめて、実験をやめる人が多くいたが、自分は全くそのようには思わなかった。」と。

小職のサリーマン生活を振り返ると、好きなことだけをやっていたという感覚はほとんどなかったといってよいでしょう。自分が想定した仕事の内容を超えて、ありとあらゆることをやらざるを得なくなり、好きだとか言う前にやらざるを得ないことが多かったといった方が本当ではないかと思うのです。

むしろ、好きなことだけをやれたという感覚は、晩年の多くの部下を携える立場に置かれた8年ぐらいの間だけでした。

新人の頃は、仕事を早く覚えて、先輩に追いつきたい、と思っていました。また、その半面、こんなことして何の役に立つのか疑問に思いながら、上司の指示に従い、嫌だなあと思いながらも仕事をする時期がありました。これは誰にもあったはずです。

大事なのは、嫌いだなあと思った仕事に対してどう向き合ったのかという点ではないかと思うのです。

中途半端にやってその場しのぎをしてしまう、うまく他人を使って、人に嫌な仕事を押し付ける、逆に、嫌いなことでも手抜きをしないで一生懸命やってみる等の態度が考えられます。

受賞された方々の仕事(実験)への姿勢は、実験に結びつかない事、些末なことでもおそらく、実験させてもらえるなら、何でもやるという信念があり、嫌いなことでも手抜きをしないで一生懸命やってみた人達ではないでしょうか。

「好きなことをするよりは、嫌いなことをする方が学びが多い」と論語に書かれています。

嫌いだという感覚は、自分がもっている固定観念にとらわれているからであり、嫌いなことでも手抜きをしないで一生懸命やってみる、その結果、自分が成長できるヒントを得ることがあるからでしょう。

嫌いなことでも一生懸命やった後で、どうしても嫌いだという事であればその仕事を辞めればよいのです。中途半端にやっただけでその仕事をやめようと思っても学びはなく、将来同じことを繰り返すことになるに違いありません。

嫌いな仕事は、実は、多くは他人との関係によって支配されているのではないでしょうか。

人との関係で、嫌いな仕事が生まれることが多いのではないでしょうか。

仕事の内容もさることながら、作業指示をする上司が嫌い、一緒に働く同僚が嫌いということともつながっているように思います。

 

これから新入社員になるだろう君(娘)にアドバイスをしたいと思います。

「すぐに嫌だと結論を出すのではなく、とりあえず、やらなけらばならない目の前の仕事は、好き嫌いに関係なく、一生懸命やりなさい。学ばせてもらいなさい。腹を決めて、取り掛かりなさい。

そして、人間関係に疲れたら、人間の世界だけの時間・空間とは別の自然の世界に自分を置けるようにしなさい。自然の世界に溶け込むと、人間世界の出来事が小さくなることも多いはず。

それでもどうしても嫌いという事であれば職を変えればよいのです。でもおそらくその時には君は大きく成長していると思う。

 

まだ来ない将来の新入社員である君の父より。」

 

源じいより

 

you tube

http://youtu.be/nSCM9lq21rM