TMAP's blog

インターネットを利活用したビジネスを展開している経営者を尊敬し、源じいも将来インターネットを利活用したビジネスで成功したいと思っているので、気づいたことを日記風に書き記したいと思っている。

「里山資本主義」 季節便り 4月号

二〇一四年 四月( 卯月)になり、桜が咲き、舞い散りました。いま、あちらこちらで、雪柳、水仙、桃、菜の花、芝桜、つつじが咲き始めています。気温も日中は20度を超える日が多くなりました。

なかでもツツジの花がとても楽しみです。我が家の庭には、かつて、新居を構えたころですが、三つ葉ツツジ、久留米ツツジ、霧島つつじ、オオムラサキツツジ、レンゲツツジを植えて楽しんでいました。
つつじの良さは、その花の豪華さにあります。また隙間がないほど花が咲くあざやかさ、そして花持ちの良さでしょうか。赤、黄色、赤紫、白色とても鮮やかで、あたりを明るくします。
かつては週末に、土いじりをして、土壌改良し、庭の手入れをするのが楽しかったのですが、すっかりご無沙汰してしまっていることに最近気づきました。
今年から、庭の手入れをしたくなりました。又、漁業、農業にも手を出したくなりました。
里山資本主義」という本に出合い、地元を強く意識するようになりました。これは、逆を言えば、いつの間にか、マネー資本主義にどっぷり浸ってしまった自分に気づいたからでしょう。

ここで、「里山資本主義」を紹介したいと思います。
「マネー資本主義は、やりすぎると人の存在までをも金額換算してしまう。(略)
マネー資本主義に染まりきった人の中には自分の存在価値は稼いだ金額の価値で決まると思い込んでいる人がいる。それどころか、他人の存在価値までをも其の人の稼ぎで判断し始めたりする。
違う。お金は他の何かを買うための手段であって、持ち手の価値を計るものさしではない。
誰かがあなたの事をかけがえのない人だと、誰かにあなたを認めてもらいたいだけなのだ。何かの理由で、お金が通用しなくなったとしても、何かお金以外の物に守られながら、きちんと生きていくことができる人間でありたかったはずなのだ。
貨幣を使わない物々交換の復権、食料と燃料は地産地消することにより規模の利益を追求しない。
分業でなく、一人多役をこなす。ここにしかないものを大事にする。
そうであれば、持つべきものはお金ではなく、第一に人との絆だ。人であれば、だれでも人とつながれる。持つべきものの第二は、自然とのつながりだ。失ったつながりを取り戻すことだ。自分の身の回りに自分を生かしてくれるだけの実感を持つことで、お金しか頼るものがなかった人々の不安はいつのまにかぐっと軽くなっている。里山資本主義の実践は、人類が何万年も培ってきた身の回りの自然を生かす方法を、受け継ぐということなのだ。
里山資本主義の向こう側に広がる、実は大昔からあった金銭換算できない世界。そんな世界がある事を知り、できればそこと触れ合いを深めていくことが、金銭換算できない本当の自分を得る入り口ではないかだろうか。
お金が機能しなくても、水、食料、燃料を手にし続けるための、バックアップシステムである。地域で物を循環させ、潤いをもたらす、社会貢献の姿がここにある。」と書かれています。

本書では、バイオマスの事例として、おが屑、薪を使ったエコストーブを使用し、地産池消がうまく動いていることが紹介されています。「なかなか良い考えだ、だが、身の回りに薪を集める場所がないため、とりあえず資材道具を購入してどんなことを感じるか確かめるべし。」こんなわけで、好奇心でささやかなことから試みを始めようと思ったわけです。
早速薪、薪ストーブ、鉄釜を手に入れました。週末は、薪でご飯を炊いて味わうつもりです。そして、地産池消のモデルをどう生かすかじっくり考えてみたいと思います。

そんななにか面白いことを見つけてやってみるには、今がとても良い時期ではないでしょうか。外で体を動かしやすいので。

楽しみがひとつ増えた気がします。

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http://youtu.be/ZHst6GZgNqE