TMAP's blog

インターネットを利活用したビジネスを展開している経営者を尊敬し、源じいも将来インターネットを利活用したビジネスで成功したいと思っているので、気づいたことを日記風に書き記したいと思っている。

「生きる力」季節便り2014年2月

二〇一四年 二月( 如月)になり、1年で最も寒い月になりました。関東地方は大雪に見舞われました。数十年ぶりの大雪だそうです。街並みの風景が一変してしまいました。
人は必ず、老いていつかは眠りにつくことを避けることができません。命には限りがあります。「生きる力」の意味を考えてみたくなりました。

リンゴに芯があるように私たちは生まれながらにして、死の種を宿しているのです。(詩人リルケ

つい最近まで私は、この限りある命を顧みることなく、気にも留めませんでした。
一つ、二つ病を重ね、何かに失敗して自己否定をしたくなる時にふと弱気になり、「生きる力」が萎えることが誰でもあります。

「生きる力」はどうすれば鍛えられるのでしょうか。

人間の体は、自然に不足している栄養分の消費量を調節する働きがあると聞いたことがあります。雪山で遭難した人がチョコレート一つで1週間生きられた例などを聞いたことがありました。驚くべき生命力。栄養が豊富な食事を与えられた生き物よりは、少し不足気味の方が病気にかかりにくく、長生きできるとも聞きます。

私もかつて生活習慣病で、二、三度病院で治療を受けたことがあります。過食、栄養価が高い食事、身体を使わない生活から来た病気でした。
どうも食事などだけでは、「生きる力」を養うには、限界がありそうです。
食事によってカロリーを維持することではなく、「気」が「生きる力」を増強するからではないでしょうか。
元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入る、などの言葉あります。 「気」が人の行動の始点になっているからでしょう。
あるアルツハイマーの患者があるケアーに成功して、「生きる力」が回復した例をテレビで紹介していることがありました。

患者さんの目を見て、患者の目の高さよりも低い位置から見上げて名前を丁寧にやさしく呼んでいる看護師さんはケアーの専門家でした。
患者さんの体を起こす時にも、手を引っ張るのではなく、両手で腕を支えていました。
ケアーの基本は、自立心を促すこと、患者さんとの対話を大事にし、尊重すること、そして何よりも患者さんに寄り添い、愛してやまないことだそうです。

歩けなかった患者がそのケアーによって、自分の足でゆっくり歩き始めている例を見ることができました。
「気」が刺激されたからアルツハイマーの患者さんも回復できたのかもしれません。

「生きる力」は、人間としての尊厳、愛、自立心によって蓄えられ、発揮されるのでしょう。
翻って、職場や家庭を振り返って考えてみるとどうでしょうか。
元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入る
環境に持っていく仕組みや環境を用意するのが経営者または親の責務ではないかと思います。

人間としての自立心を刺激し、人として尊重し合い、課題を与える。一人の人間として尊重しつつ自主的にやらせてみる、時には失敗した時には寄り添って話を謙虚に聞かせてもらう。そしてまた、気を奮い立たせる。
「生きる力」が萎える時はどんな時でしょう。

自分の存在を否定されたと感じた時、自分の事を貶された時、必要とされていない、愛されていないと感じた時ではないでしょうか。
自分は不幸と感じてしまい、他人にも自分が人から受けた仕打ちを味わせてしまう悪循環に陥ってしまいます。

人様との出会いはとても大切です。元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入っている人との出会いは特に大切にしなければなりません。

そして、自分も他人に与えるのです。「気」が合うことで好循環が生まれます。
人にどれほど「生きる力」を与えてきたか、老いた時に自分の人生を振り返った時に後悔したくないものです。

今から、元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入る職場や家庭環境を作りたいと思います。そして、「気」が向けば、心が弾み、身体も動き始めます。行動する力、「生きる力」をいつまでも持ちつつけたいと思います。

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https://www.youtube.com/watch?v=ihI12aRTTe8