「思い込み」 季節便り 2014年7月
「思い込み」季節便り 2014年7月
二〇一四年 七月(文月)になり、梅雨明けがもうすぐのところまで来ています。暑くて、湿気がある日が続きます。我が家の庭先に植えたスイカの苗もすっかり葉が茂り、受粉も済ませた結果、実が付きました。丸い球が日々大きくなっています。
朝方、近くのお寺、光明寺に行きました。蓮の花、石庭を鑑賞しました。とても開放的なお寺で、日中であれば、無料で気軽に鑑賞できます。
お寺に入るお堂の前の大きな柱にふと目が向きました。白い字で
「思い込みが扉を閉ざす」
と書いてあります。
あちらの池では、蓮のピンクの花がのびのびと背が高く成長しています。
そして、御堂の周り廊下を静かに歩いてみると、静謐な空間、石庭が目に入ってきます。
思い込みはあらゆるシチュエーションで発生しています。
事実、変えようのない事実に私たちは様々な肉付けをしていきます。
予測、過去の体験、論理的推察により導かれる予測、
意志、こうありたいと思う意思、
願望、こうあったらいいなあと思う願望。
あるがままの現実を見ようとせずに、見たいという意思、願望を見ているともいわれています。逆に否定的な未来を予測して見てしまうのでしょうか。
迷うのは、この私たちが予測、意志、願望をコントロールできなくなった時かもしれません。
このお寺では、思い込みを捨てろと謂われているのでしょう。
ある僧侶から諭されました。
「あるがままに受け入れ、工夫する。
結果は自然に出る。
そして、足るを知る。
即今只今を全力で生きる。それが人生。
その結果ではない。工夫して続けていれば、失敗は成功の糧。
途中で投げ出す事を失敗という。
森羅万象は、無常迅速。時は人には合わさない。
大丈夫、なる様になる。乗り越えられない問題など無い。
人間、うな垂れたら負け。
齢に関わりなく、人は生長は止まって老化が始まっても、今をイキイキと生きていれば成長は止まらない。
大丈夫、何とかなります。出た結果が、最良です。」
力強いお言葉をいただきました。
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