TMAP's blog

インターネットを利活用したビジネスを展開している経営者を尊敬し、源じいも将来インターネットを利活用したビジネスで成功したいと思っているので、気づいたことを日記風に書き記したいと思っている。

「情報化戦略コンサルタント養成講座」 第四回「リスクとは何か」

「情報化戦略コンサルタント養成講座」 第四回「リスクとは何か」

 

情報化戦略コンサルタントの養成講座です。分かり易くそしてジャズを聴きながら楽しめる講座です。今回のテーマは「リスクとは何か」です。

 

 http://youtu.be/tQVOv5Nzhtg

「樹雨」 季節便り 2014年6月

「樹雨」 季節便り 2014年6月

二〇一四年 六月(水無月)になり、雨の日が多く、湿気がある日が続きます。

雨が続く日の合間の晴れの日には蒸し暑く真夏が来ていることを身近に感じることができます。
人は梅雨時は鬱陶しい、じめじめして気持ち悪いなどの嫌な時期と感じている人も少なくないのですが、逆に、美しさを感じる人もいます。
雨に打たれた岩、雨の音だけ聞こえる静寂な日本庭園、雨上がりの石畳に空の色が映え,濡れた石がもつ独特の色の美しさに感動することもあるでしょう。また、遠くかすんだ山々の輪郭にうっとりすることもあるのではないでしょか。
山々の樹木が生い茂ったところでは、きさめが降るといわれています。
樹雨は、霧が樹木林を通過する時に、霧の粒子が木々の枝や葉に付着して水滴となり、その水滴が雨のように落ちる様子からきているといわれています。樹木林に入る前は濡れていなかったのに、樹木林に入ると濡れている、という現象は樹雨によるものでしょう。

人は働きながら、何かを追い求めています。
名誉、損得勘定で時には人生の選択をします。
人を動かす立場である経営者や上司はその従業員に、その部下に、名誉欲、金銭欲を駆り立てるような仕掛けを時には用意するものです。
やる気を起こすには、競争心を駆り立て、ある程度そのような欲を駆り立てる仕掛けがなければならないという人がいます。

人からプライドを傷つけられて、馬鹿にされたことが悔しくて、意地になって勉強したり、仕事をしてその悔しさをばねにして頑張って成果をものにする人がいます。
あとから振り返って、馬鹿にされたことが反面教師だったなあと思うこともあるのでしょう。

しかし、人は本来、もっと深いところでやる気を起こしているはずです。
モチベーションを上げる究極の武器は、尊敬であり、畏怖ではないかと思います。ネガティブな否定による奮起ではなく、ポジティブな影響による自分への鼓舞ではないでしょうか。
人が心から相手を尊敬した時に深い感動に包まれて、自分も頑張ろうと思うはずです。
名誉とか損得の世界ではなく、ある信念を貫き通している姿に感動するのです。
ある信念を貫くことで、自分の名誉を失ったり、損をしたりすることがあり得ます。

信念と名誉欲や損得を天秤にかけて、人はいつも悩みます。

つまらない正義感を捨てろという内なる叫びに負けて、名誉が得られる選択、得をする選択をした時に人は自分の弱さを知ります。

信念を貫く人は、真のリーダーではないでしょうか。

無骨でも、ややしゃべる口調が荒くてもよいのでは。

歩いてきた道、やってきた成果にその人が信じている事を貫き通しているその姿勢、意志の強さに感動するのです。

そして、自分のモチベーションを刺激するのです。

YOUTUBE

http://youtu.be/-CpfnpsBGCo

「孫子」 季節便り 2014年5月

二〇一四年 五月(皐月)になり、薫風かおる新緑。あちらに見える山も緑に包まれ、森林浴ができます。とても気持ち良い日になりました。あちらこちらの庭先では、色とりどりの花をきれいに植えて楽しんでいる家を見ながら、ぶらぶらと散歩していますと気持ち良い風にあおられて、また心地よいものです。

 

先だって、購入したエコストーブ(レジャー用かまど)にはまっています。自分の家の庭先で、まきを燃やして鉄釜に入れたご飯を炊いてみました。

 

ご飯がうまく炊けたか自信がなかったのですが、その不安を裏切って、とてもおいしくいただけました。

また、さつまいもやジャガイモをアルミホイルして。薪が燃え盛る中に投入。しばらくしてから取り出しました。

 

焼き芋が程よく甘みが出て、これは成功。ジャガイモも塩をふりかけ、バターをのせて食べましたが、これも成功。かまどで食べる料理にただ感謝。

電気やガスがない事態になっても、これなら食べていける。食料を手に入れることがかなえば、最低限の生活ができるだろうと思っています。

この満足感にしばらく浸っていましたが、これに留まらず、心の奥深いところから湧き出る満足感以上の何かが欲しい。その更なる要求は、なんだろうかと考えることにしました。

 

自分一人で満足してもまだ物足りないのです。更なる喜びを求めていることに気づかされます。

それは、自分だけでなく「人様を喜ばす」ことです。

我々は、「人様を喜ばす」ために、何かに真剣に取り組んでいるのです。

「人様を喜ばす」とは究極的には、感動を与える事であると、いえるのではないでしょうか。

 

中国古典「孫子孫武,その弟子たちが書いたとされるこの書物は、多くの経営者に読まれている本だそうです。私もつい先月読み終えたところですが、こんなくだりがあります。

【行軍編】

「卒、いまだ親附せざるにも而もこれを罰すれば、

則ち服せず、服せざれば、則ち用い難きなり。

卒、親附せるに而も罰行われざれば、

則ちもちうべからざるなり。故にこれを令するに

文を以ってし、これをととのうるに武を以ってす。

これを必取と謂う。令、もとより行われて、

以ってその民を教うれば、則ち民服す。」

 

兵士が十分なついていないのに、罰則ばかり適用したのでは、兵士は心服しない。心服しないものは使いづらい。

すっかりなついているからといって過失があっても罰しないなら、これもまた使いこなせない。・・・・・・・

 

組織をまとめるには、一に、心服、二に規律統制,三に強い危機感を共有することだと説いています。

当たり前の指摘の様にも思えますが、一つ見逃せないのは、愛情や温情による心服(親附)が先に来ている点。

 

人様に「あの人ならついて行ける」という気持ちが先になければ、組織をまとめられないということでしょうか。

人様に感動を与えられることと人様が「心服」する事との間には共通点があるのではないでしょうか。

 

どんなに自分ひとりが満足感に浸っても、更なる豊かさを求めて、心の奥底から人様に感動してもらう喜びを得たいと思うことは大切。仕事をし続けるのはその喜びを得るためといっても良いような気がします。

 

YOUTUBE

 http://youtu.be/b8rbvOkcF0Q 

源じいより

情報化戦略コンサルタント養成講座第三回目「ITガバナンスとは」を公開

情報化戦略コンサルタント養成講座第三回目「ITガバナンスとは」を公開しました。
どうぞお楽しみください。
入門講座として以下の事項について説明をしています。
  IT戦略と目標の明確化
  リスクマネジメントの実施
  確実なIT業務運営とモニタリング 
  利害関係者への配慮とITの価値確保
  ITの信頼性、安全性、可用性の確保と法令遵守
  取締役会及び上級管理者(以下経営陣とする)の責任とリーダーシップ

音楽ご一緒にお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=mgEFf0BScdY

源じい

「里山資本主義」 季節便り 4月号

二〇一四年 四月( 卯月)になり、桜が咲き、舞い散りました。いま、あちらこちらで、雪柳、水仙、桃、菜の花、芝桜、つつじが咲き始めています。気温も日中は20度を超える日が多くなりました。

なかでもツツジの花がとても楽しみです。我が家の庭には、かつて、新居を構えたころですが、三つ葉ツツジ、久留米ツツジ、霧島つつじ、オオムラサキツツジ、レンゲツツジを植えて楽しんでいました。
つつじの良さは、その花の豪華さにあります。また隙間がないほど花が咲くあざやかさ、そして花持ちの良さでしょうか。赤、黄色、赤紫、白色とても鮮やかで、あたりを明るくします。
かつては週末に、土いじりをして、土壌改良し、庭の手入れをするのが楽しかったのですが、すっかりご無沙汰してしまっていることに最近気づきました。
今年から、庭の手入れをしたくなりました。又、漁業、農業にも手を出したくなりました。
里山資本主義」という本に出合い、地元を強く意識するようになりました。これは、逆を言えば、いつの間にか、マネー資本主義にどっぷり浸ってしまった自分に気づいたからでしょう。

ここで、「里山資本主義」を紹介したいと思います。
「マネー資本主義は、やりすぎると人の存在までをも金額換算してしまう。(略)
マネー資本主義に染まりきった人の中には自分の存在価値は稼いだ金額の価値で決まると思い込んでいる人がいる。それどころか、他人の存在価値までをも其の人の稼ぎで判断し始めたりする。
違う。お金は他の何かを買うための手段であって、持ち手の価値を計るものさしではない。
誰かがあなたの事をかけがえのない人だと、誰かにあなたを認めてもらいたいだけなのだ。何かの理由で、お金が通用しなくなったとしても、何かお金以外の物に守られながら、きちんと生きていくことができる人間でありたかったはずなのだ。
貨幣を使わない物々交換の復権、食料と燃料は地産地消することにより規模の利益を追求しない。
分業でなく、一人多役をこなす。ここにしかないものを大事にする。
そうであれば、持つべきものはお金ではなく、第一に人との絆だ。人であれば、だれでも人とつながれる。持つべきものの第二は、自然とのつながりだ。失ったつながりを取り戻すことだ。自分の身の回りに自分を生かしてくれるだけの実感を持つことで、お金しか頼るものがなかった人々の不安はいつのまにかぐっと軽くなっている。里山資本主義の実践は、人類が何万年も培ってきた身の回りの自然を生かす方法を、受け継ぐということなのだ。
里山資本主義の向こう側に広がる、実は大昔からあった金銭換算できない世界。そんな世界がある事を知り、できればそこと触れ合いを深めていくことが、金銭換算できない本当の自分を得る入り口ではないかだろうか。
お金が機能しなくても、水、食料、燃料を手にし続けるための、バックアップシステムである。地域で物を循環させ、潤いをもたらす、社会貢献の姿がここにある。」と書かれています。

本書では、バイオマスの事例として、おが屑、薪を使ったエコストーブを使用し、地産池消がうまく動いていることが紹介されています。「なかなか良い考えだ、だが、身の回りに薪を集める場所がないため、とりあえず資材道具を購入してどんなことを感じるか確かめるべし。」こんなわけで、好奇心でささやかなことから試みを始めようと思ったわけです。
早速薪、薪ストーブ、鉄釜を手に入れました。週末は、薪でご飯を炊いて味わうつもりです。そして、地産池消のモデルをどう生かすかじっくり考えてみたいと思います。

そんななにか面白いことを見つけてやってみるには、今がとても良い時期ではないでしょうか。外で体を動かしやすいので。

楽しみがひとつ増えた気がします。

YOUTUBE
http://youtu.be/ZHst6GZgNqE

春兆 季節便り 2014年3月

二〇一四年 三月( 弥生)になり、春一番が吹き、風の強い時間帯もあれば、穏やかな温かさによって、花があちらこちらで咲き始めています。

「兆し」という言葉があります。
「兆し」という言葉が気になり、辞書で調べてみました。

前兆、前ぶれという意味で使われているようです。今起きていることから先を読む、過去に起きたことからこれからを予想するという事なのでしょう。

「兆し」の言葉には、過去を振り返っても、結局は前を見ているという事ではないかと思うと、これからの事を考える態勢がにじみ出て好きな言葉です。

ここで、松尾芭蕉の俳句をひとつ。

山路来てなにやらゆかしすみれ草

春の山道を歩いていたら、ふと道端に目をやると、かれんなすみれが咲いている、なんとなく心引かれることであるよ。という意味だそうです。
毎日忙しく、通勤の道を歩いている自分だった以前の頃の感覚では味わえない、とても穏やかで温かい俳句です。

与えられた生命を無心で生きている、小さな生命であっても、けなげに生きている。
春になれば、つぼみが膨らみ、やがて、花をいっぱい咲かせ、そして散り、次の時期まで栄養を蓄え、咲く時期まで待つのでしょう。
美しくなくとも精一杯生きているようにも見え、生の営みに感動するのです。また、山道の片隅に咲いた小さな花から元気をもらったと感じることもあります。
兆しを感じるには、動いているオブジェを見るのではなく、止まっているオブジェ、今から動こうとして留まっているオブジェを見た方が面白いと思うことがあります。

連想させる、自分の中で消化させる時間が必要なわけです。
兆しはこれからの事を連想させる働きがあるのですから、じっくり観察できる目と心のゆとりが必要なのでしょう。

豊かさとはそういうことができる社会を、空気を作る事ではないかとも思えます。
春にはそんな兆しを感じるオブジェがいっぱい周りにあります。

私たちをウキウキさせてくれるのは、これから何かが生まれてくるからでしょう。

そして、そんな気分をだれかと共感できたら、もっともっと楽しいはずです。

源じい

https://www.youtube.com/watch?v=FQG8pc9qdQ8

「生きる力」季節便り2014年2月

二〇一四年 二月( 如月)になり、1年で最も寒い月になりました。関東地方は大雪に見舞われました。数十年ぶりの大雪だそうです。街並みの風景が一変してしまいました。
人は必ず、老いていつかは眠りにつくことを避けることができません。命には限りがあります。「生きる力」の意味を考えてみたくなりました。

リンゴに芯があるように私たちは生まれながらにして、死の種を宿しているのです。(詩人リルケ

つい最近まで私は、この限りある命を顧みることなく、気にも留めませんでした。
一つ、二つ病を重ね、何かに失敗して自己否定をしたくなる時にふと弱気になり、「生きる力」が萎えることが誰でもあります。

「生きる力」はどうすれば鍛えられるのでしょうか。

人間の体は、自然に不足している栄養分の消費量を調節する働きがあると聞いたことがあります。雪山で遭難した人がチョコレート一つで1週間生きられた例などを聞いたことがありました。驚くべき生命力。栄養が豊富な食事を与えられた生き物よりは、少し不足気味の方が病気にかかりにくく、長生きできるとも聞きます。

私もかつて生活習慣病で、二、三度病院で治療を受けたことがあります。過食、栄養価が高い食事、身体を使わない生活から来た病気でした。
どうも食事などだけでは、「生きる力」を養うには、限界がありそうです。
食事によってカロリーを維持することではなく、「気」が「生きる力」を増強するからではないでしょうか。
元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入る、などの言葉あります。 「気」が人の行動の始点になっているからでしょう。
あるアルツハイマーの患者があるケアーに成功して、「生きる力」が回復した例をテレビで紹介していることがありました。

患者さんの目を見て、患者の目の高さよりも低い位置から見上げて名前を丁寧にやさしく呼んでいる看護師さんはケアーの専門家でした。
患者さんの体を起こす時にも、手を引っ張るのではなく、両手で腕を支えていました。
ケアーの基本は、自立心を促すこと、患者さんとの対話を大事にし、尊重すること、そして何よりも患者さんに寄り添い、愛してやまないことだそうです。

歩けなかった患者がそのケアーによって、自分の足でゆっくり歩き始めている例を見ることができました。
「気」が刺激されたからアルツハイマーの患者さんも回復できたのかもしれません。

「生きる力」は、人間としての尊厳、愛、自立心によって蓄えられ、発揮されるのでしょう。
翻って、職場や家庭を振り返って考えてみるとどうでしょうか。
元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入る
環境に持っていく仕組みや環境を用意するのが経営者または親の責務ではないかと思います。

人間としての自立心を刺激し、人として尊重し合い、課題を与える。一人の人間として尊重しつつ自主的にやらせてみる、時には失敗した時には寄り添って話を謙虚に聞かせてもらう。そしてまた、気を奮い立たせる。
「生きる力」が萎える時はどんな時でしょう。

自分の存在を否定されたと感じた時、自分の事を貶された時、必要とされていない、愛されていないと感じた時ではないでしょうか。
自分は不幸と感じてしまい、他人にも自分が人から受けた仕打ちを味わせてしまう悪循環に陥ってしまいます。

人様との出会いはとても大切です。元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入っている人との出会いは特に大切にしなければなりません。

そして、自分も他人に与えるのです。「気」が合うことで好循環が生まれます。
人にどれほど「生きる力」を与えてきたか、老いた時に自分の人生を振り返った時に後悔したくないものです。

今から、元気、やる気、気を奮い立たせる、本気、気合が入る職場や家庭環境を作りたいと思います。そして、「気」が向けば、心が弾み、身体も動き始めます。行動する力、「生きる力」をいつまでも持ちつつけたいと思います。

YOUTUBE
https://www.youtube.com/watch?v=ihI12aRTTe8